【転載開始】小沢元民主党代表に無罪判決―東京地裁
東京地裁(大善文男裁判長)は26日、政治資金規正法違反(虚偽記載)で強制起訴されていた民主党の小沢一郎元代表に無罪を言い渡した。この判決は今後の政界や検察審査会制度のあり方などに大きな影響を与えるとみられる。
この裁判では、元秘書の調書や銀行融資書類に小沢氏の署名と押印があることなどから同氏の共謀が認められるとし、検察官役の指定弁護士が禁固3年を求刑したのに対し、小沢元代表側は無罪を主張してきた。
元代表は資金管理団体「陸山会」の土地取引をめぐって東京地検特捜部の捜査を受け、不起訴となったが、検察審査会の議決に基づき、昨年1月に政治資金規
正法違反で強制起訴された。起訴状によると、元秘書3人と共謀し、土地取引に絡み2004~05年の政治資金収支報告書に虚偽の記載をしたなどとされてい
た。【転載終了】