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不思議な少年!! その118

不思議な少年!! その118

先駆者ヨハネ首切らる。その死体をヘブロンに葬る。弟子たち悲しむ。キリスト者夜半海を渡る! 


 なんとまあ、人間の浅ましいほどの煩悩の炎に焼き狂わされた人々が居る。そして、その炎は麗しき幼子をも又、狂わす。煩悩の連鎖である。  


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<記事に無関係わたしが造った庭 http://taninoyuri.exblog.jp/18431095/ より>


 


 聖書には、さりげなく書かれてあるヨハネの処刑に至る経緯も、この物語には少し詳しい。そして、繊細である。酒は畏れを麻痺させ、度重なる罪科は良心を涸渇させる。


 権力とそれへの阿りは、狂気の賛歌に酔う。何時の時代でも、成り行きに大差はない。これはまさに無明の連鎖か?


 今に続く闇の連鎖でもある。


 イエスは、信仰の力を顕す。闇は不信の結果、顕れる光の陰である。


 死人が死人の世話が出来る。生ける者は生ける者に仕える・・・・の意味を解する人は幸いだ。



王の饗宴がマカエルスで行われる。先駆者ヨハネ首切らる。その死体をヘブロンに葬る。弟子たち悲しむ。キリスト者夜半海を渡る。


 王の饗宴が死海の東、マカエルスの城砦で行われた。領主ヘロデ、妻ヘロデヤはサロメと共に現われ、宮廷の男女はみなそこに列席した。


 饗宴が終わった頃は、客も廷臣も酒に酔ってしまった。彼らはおどったりはねたりして、まるで子供が遊びたわむれているようであった。へロデヤの娘サロメは王の前でおどった。その容姿の美わしくやさしく愛くるしさは、その時酒で半ば前後不覚となった愚かなヘロデを有頂天にした。


 彼は乙女をかたわらに招いて言った、「サロメよ、お前はわしの心をとろかした。何でもお前のほしいものをやるぞ。」


 乙女は子供らしいよろこび一杯になり、走って行って支配者の言ったことを母に告げた。母は言った、「帰って行って言うのよ、先駆者ヨハネの首を頂戴と。」


 乙女は走って行って、母の言う通りを支配者に告げた。


 そこでヘロデは心ゆるした死刑執行人を呼びよせて言った、「塔に行って番人にお前がわしの権力でヨハネという囚人を死刑に処するために来たと言え。」


 男は行って間もなく帰って来て、死んだヨハネの首を盆にのせて持って来た。そしてヘロデは客の前でこれを乙女に渡した。乙女は離れて立ち、血なまぐさい贈物を見るや、自分の無邪気さがこんな暴行に変わったので、憤然としてこれに手を触れようともしなかった。


 彼女の母は罪に罪を重ねて心が全く石のようになっているので、そこに来てその首を取って高く客の前に上げて言った。


 「これが支配者のやることを憚らずに嘲笑非難するような者の運命よ。」


 一座の酔漢たちは夜叉のような喜びでこの物すごい光景を見つめた。


 首は塔にとりもどされ、死体はヨハネの友人であった聖徒たちに渡された。彼らは棺箱にこれを納めて運び去った。彼らは、ヨハネが初めて伝動をした場所である渡場を通って、これをヨルダン川へになって行った。そしてユダヤの丘の峠を通って、彼らはこれを運んだ。


 彼らはヘブロンの近くの聖地に達した。ここには先駆者の両親の遺骸(なきがら)が葬られていた。彼らはそこにこれを葬ってから立ち去った。


 さてヨハネの死がガリラヤに伝わる、人々は集まって死者を弔うソネットを歌った。そしてイエスと外国の教師、弟子たちは舟に乗ってガリラヤの海を渡った。


 ヨハネの親友なるひとりの律法学者が浜辺に立っていたが、イエスに呼びかけて言った。「先生、あなたのお出でになるところにお供させて下さい。」


 イエス、「あなたは悪人からのがれて安全な隠遁場所を求めるが、わたしと一緒ではあなたの生命はあぶないよ。それは悪人がヨハネの生命をとったように、わたしの生命をもとろだろうから。


 世の狐には安全なかくれががあり、鳥はかくれた岩の間に安全な巣をつくるが、わたしには安らかに頭を横たえるところもない。」


 その時ひとりの使徒は言った、「主よ、死んだ父を墓に葬りますから、しばらくここに留まることをお許し下さい、」


 しかしイエスは言った、「死人が死人の世話が出来る。生ける者は生ける者に仕える。さあ、わたしについて来るのだ。」


 夕暮となった。三隻の舟が海に出て居り、イエスは一番先きの舟にやすんでいて眠ってしまった。嵐が起った。舟は海上で玩具(おもちゃ)のように揺れた。浪は甲板を洗った。頑丈な船頭はみな助かるまいと恐れた。


 するとトマスは先生がぐっすり眠っているのを見つけ、声をかけたので、イエスは目をさました。そしてトマスは言った、「この嵐をごらんなさい、先生はわたしたちをお構いになりませんか。舟は沈むばかりです。」


 するとイエスは立って手を挙げ、人が人にもの言うように、風と浪の霊に話しかけた。すると見よ、風は吹きやみ、浪は震えながら彼の足に接吻した。産みは静まった。


 それからイエスは言った、「あなたがた信仰の人よ、あなたがたの信仰はどこにあるか。あなたがたは話が出来るから、風と浪はこれを聞いて従うだろう。」


 弟子たちはおどろいて、「風や、嵐や浪さえその声に従うとは、この人はどんな方だろう?」と言った。


【宝瓶宮福音書:栗原 基訳】            



第十六部 イエスのキリスト者奉仕の二年目 


第百十七章 王の饗宴がマカエルスで行われる。先駆者ヨハネ首切らる。その死体をヘブロンに葬る。弟子たち悲しむ。キリスト者夜半海を渡る。

1) 王の饗宴が死海の東、マカエルスの城砦で行われた。

2) 領主ヘロデ、妻ヘロデヤはサロメと共に現われ、宮廷の男女はみなそこに列席した。

3) 饗宴が終わった頃は、客も廷臣も酒に酔ってしまった。彼らはおどったりはねたりして、まるで子供が遊びたわむれているようであった。

4) へロデヤの娘サロメは王の前でおどった。その容姿の美わしくやさしく愛くるしさは、その時酒で半ば前後不覚となった愚かなヘロデを有頂天にした。

5) 彼は乙女をかたわらに招いて言った、「サロメよ、お前はわしの心をとろかした。何でもお前のほしいものをやるぞ。」

6) 乙女は子供らしいよろこび一杯になり、走って行って支配者の言ったことを母に告げた。

7) 母は言った、「帰って行って言うのよ、先駆者ヨハネの首を頂戴と。」

8)  乙女は走って行って、母の言う通りを支配者に告げた。

9) そこでヘロデは心ゆるした死刑執行人を呼びよせて言った、「塔に行って番人にお前がわしの権力でヨハネという囚人を死刑に処するために来たと言え。」

10) 男は行って間もなく帰って来て、死んだヨハネの首を盆にのせて持って来た。そしてヘロデは客の前でこれを乙女に渡した。

11) 乙女は離れて立ち、血なまぐさい贈物を見るや、自分の無邪気さがこんな暴行に変わったので、憤然としてこれに手を触れようともしなかった。

12) 彼女の母は罪に罪を重ねて心が全く石のようになっているので、そこに来てその首を取って高く客の前に上げて言った。

13) 「これが支配者のやることを憚らずに嘲笑非難するような者の運命よ。」

14) 一座の酔漢たちは夜叉のような喜びでこの物すごい光景を見つめた。

15) 首は塔にとりもどされ、死体はヨハネの友人であった聖徒たちに渡された。彼らは棺箱にこれを納めて運び去った。

16) 彼らは、ヨハネが初めて伝動をした場所である渡場を通って、これをヨルダン川へになって行った。

17) そしてユダヤの丘の峠を通って、彼らはこれを運んだ。

18) 彼らはヘブロンの近くの聖地に達した。ここには先駆者の両親の遺骸(なきがら)が葬られていた。

19) 彼らはそこにこれを葬ってから立ち去った。

20) さてヨハネの死がガリラヤに伝わる、人々は集まって死者を弔うソネットを歌った。

21) そしてイエスと外国の教師、弟子たちは舟に乗ってガリラヤの海を渡った。

22) ヨハネの親友なるひとりの律法学者が浜辺に立っていたが、イエスに呼びかけて言った。「先生、あなたのお出でになるところにお供させて下さい。」

23) イエス、「あなたは悪人からのがれて安全な隠遁場所を求めるが、わたしと一緒ではあなたの生命はあぶないよ。

24) それは悪人がヨハネの生命をとったように、わたしの生命をもとろだろうから。

25) 世の狐には安全なかくれががあり、鳥はかくれた岩の間に安全な巣をつくるが、わたしには安らかに頭を横たえるところもない。」

26) その時ひとりの使徒は言った、「主よ、死んだ父を墓に葬りますから、しばらくここに留まることをお許し下さい、」

27) しかしイエスは言った、「死人が死人の世話が出来る。生ける者は生ける者に仕える。さあ、わたしについて来るのだ。」

28) 夕暮となった。三隻の舟が海に出て居り、イエスは一番先きの舟にやすんでいて眠ってしまった。

29) 嵐が起った。舟は海上で玩具(おもちゃ)のように揺れた。

30) 浪は甲板を洗った。頑丈な船頭はみな助かるまいと恐れた。

31) するとトマスは先生がぐっすり眠っているのを見つけ、声をかけたので、イエスは目をさました。

32) そしてトマスは言った、「この嵐をごらんなさい、先生はわたしたちをお構いになりませんか。舟は沈むばかりです。」

33) するとイエスは立って手を挙げ、人が人にもの言うように、風と浪の霊に話しかけた。

34) すると見よ、風は吹きやみ、浪は震えながら彼の足に接吻した。産みは静まった。

35) それからイエスは言った、「あなたがた信仰の人よ、あなたがたの信仰はどこにあるか。あなたがたは話が出来るから、風と浪はこれを聞いて従うだろう。」

36) 弟子たちはおどろいて、「風や、嵐や浪さえその声に従うとは、この人はどんな方だろう?」と言った。

 

【原文:The Aquarian Gospel of Jesus by Levi H. Dowling  


CHAPTER 117

A royal feast is held in Machaerus. John, the harbinger, is beheaded.
His body is buried in Hebron. His disciples mourn.
The Christines cross the sea in the night.
Jesus calms a raging storm.

A ROYAL feast was held in honor of the birthday of the tetrarch in fortified Machaerus, east of the Bitter Sea.
2) The tetrarch, Herod, and his wife, Herodias, together with Salome were there; and all the men and women of the royal court were there.
3) And when the feast was done, lo, all the guests and courtiers were drunk with wine; they danced and leaped about like children in their play.
4) Salome, daughter of Herodias, came in and danced before the king. The beauty of her form, her grace and winning ways entranced the silly Herod, then half drunk with wine.
5) He called the maiden to his side and said,
Salome, you have won my heart, and you may ask and I will give you anything you wish.
6) The maiden ran in childish glee and told her mother what the ruler said.
7) Her mother said,
Go back and say, Give me the head of John, the harbinger.
8) The maiden ran and told the ruler what she wished.
9) And Herod called his trusty executioner and said to him,
Go to the tower and tell the keeper that by my authority you come to execute the prisoner known as John.
10) The man went forth and in a little while returned and on a platter bore the lifeless head of John, and Herod offered it unto the maiden in the presence of the guests.
11) The maiden stood aloof; her innocence was outraged when she saw the bloody gift, and she would touch it not.
12) Her mother, steeped and hardened well in crime, came up and took the head and held it up before the guests and said,
13) This is the fate of every man who dares to scorn, or criticize, the acts of him who reigns.
14) The drunken rabble gazed upon the gruesome sight with fiendish joy.
15) The head was taken back unto the tower. The body had been given unto holy men who had been friends of John; they placed it in a burial case and carried it away.
16) They bore it to the Jordan, which they crossed just at the ford where John first preached the word;
17) And through the passes of the Judean hills they carried it.
18) They reached the sacred grounds near Hebron, where the bodies of the parents of the harbinger lay in their tombs;
19) And there they buried it; and then they went their way.
20) Now, when the news reached Galilee that John was dead the people met to sing the sonnets of the dead.
21) And Jesus and the foreign masters and the twelve took ship to cross the sea of Galilee.
22) A scribe, a faithful friend of John, stood by the sea; he called to Jesus and he said,
Rabboni, let me follow where you go.
23) And Jesus said,
You seek a safe retreat from evil men. There is no safety for your life with me;
24) For evil men will take my life as they have taken John's.
25) The foxes of the earth have safe retreats; the birds have nests secure among the hidden rocks, but I have not a place where I may lay my head and rest secure.
26) Then an apostle said,
Lord, suffer me to tarry here a while, that I may take my father, who is dead, and lay him in the tomb.
27) But Jesus said,
The dead can care for those who die; the living wait for those who live; come, follow me.
28) The evening came; three boats put out to sea and Jesus rested in the foremost boat; he slept.
29) A storm came on; the boats were tossed about like toys upon the sea.
30) The waters swept the decks; the hardy boatmen were afraid lest all be lost.
31) And Thomas found the master fast asleep; he called, and Jesus woke.
32) And Thomas said,
Behold the storm! have you no care for us? The boats are going down.
33) And Jesus stood; he raised his hand; he talked unto the spirits of the winds and waves as men would talk with men.
34) And, lo, the winds blew not; the waves came tremblingly and kissed his feet; the sea was calm.
35) And then he said,
You men of faith, where is your faith? for you can speak and winds and waves will hear and will obey.
36) And the disciples were amazed. They said,
Who is this man that even winds and waves obey his voice?

 【続く】



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