ロシアの有名人・ドクター佐野千遥
@toshio_tamogami現在自衛隊がクーデターを起こし安部晋三を総理にする(そして民間では幸福実現党がそれをバックアップし、中国との戦争を準備する)という噂が流れていますが、一言忠告申し上げます。日本史におけるクーデターの試みは過去3つ有りました。一つは大塩平八郎の乱で明治の文豪森鴎外が、大塩の反乱軍は大阪の奉行所や武士の詰め所等を手分けして襲撃していた事を「大塩平八郎の乱」の中で詳述して おり、二つ目が二二六事件で、これは昭和11年(1936)2月26日、北一輝に指導された陸軍の皇道派青年将校が武力による政治改革を目ざし、下士官・ 兵を率いて起こしたクーデター事件である。
二二六事件の反乱軍は内大臣斎藤実・蔵相高橋是清・教育総監渡辺錠太郎らを殺害、国会議事堂・首相官邸付近を占拠したが、天皇による「賊軍」の宣告に戦意を喪失、降伏した。
三つ目が1969年共産主義者同盟赤軍派200名による「東京戦争」(「連合赤軍事件」とは別)であり、翌朝警視庁や防衛庁や都内自衛隊駐屯所の襲撃が計画されていたが、公安のスパイが事前通報し200名は大菩薩峠で逮捕された。
この3つの中で二二六事件以外は当事者達が国家権力の本質は暴力機構である事を意識し、初戦において警察・軍隊の中枢を撃破することが計画されていた。二 二六事件の将校達はその認識が無く、国会議事堂や首相官邸付近を占拠したのみで、政治家の大臣達を何人か自宅まで刺客を送って暗殺したに止まった結果、反 乱軍の戦力は他の2つに比し遥かに勝っていたが、最もあっけなく敗北した。
クーデターで見るべき点はこの「国家権力の本質は暴力装置」という認識をクーデター遂行者が持っているかという点と、もう一つはそのクーデターの指導者達の思想・イデオロギー体系の高度さ、堅固さ、宣伝力である。
この後者の点については大塩平八郎、北一輝、塩見孝也は全て各々相当な兵(つわもの)であった。
安部晋三では全く及びでないし、又、率直に言わせて頂くのなら、自衛隊反乱軍を統率する司令官が例えば今仮に田母神さんであった場合には、現在の田母神さ んの思想・イデオロギーの体系化の段階・レベルではとてもとても国民大衆が付いて行ける物では有りませんし、又自衛隊を幸福実現党に繋ぐ歴史家の渡辺昇一 氏の歴史思想・イデオロギーの体系化の段階・レベルも科学的域には程遠く、経済・軍事の舵きりをする識見を持っていないので、貴方達の法輪功と新疆ウイグ ル族を弾圧・殺害する中国に対する批判は正当ではありますが、
まあ自衛隊反乱軍司令官が田母神さんでない別の自衛官指揮官であった場合も含めて、認識不足と力量不足でクーデターは必ず失敗しますので、自衛隊によるクーデタは止めるよう御忠告申し上げます。
ロシアの有名人・ドクター佐野千遥【転載終了】